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天神が“笑いの渦”に 第4回福岡落語会 開演からエンジン全開!?

2017年4月24日

ドワァッハハハハ。ハハッハ~ァ…。爆笑の渦が福岡のど真ん中・天神を包み込んだ。4月24日にエルガーラホール8階大ホール(福岡市中央区天神)で開催された「第4回エルガーラ福岡落語会」。福岡ゆかりの落語家3人のユーモアたっぷりの噺(はなし)に詰めかけた527人は抱腹絶倒。2時間半にわたって客席が、グラグラと揺れに揺れ動いた。

出演者は宮崎県日向市生まれで、西南学院大在学中に落語家を志し上京した桂歌春さん。福岡市博多区出身の橘家圓太郎さん。筑紫野市出身の立川生志さん。西日本エルガーラビルが「福岡色のある落語会を定着させ、地元の落語会を盛り上げていきたい」と2015年秋から企画した。

歌春さんらは、開演とともにエンジン全開だ!
まずは3人のトークショーから息の合ったコンビネーションを見せた。
生志 「いま、福岡といえば3億8000万円!」
圓太郎「われわれが福岡に集まると何かが起きる」
圓太郎「前回は…」
生志、圓太郎、歌春(声を合わせて)「カ・ン・ボ・ツ(陥没)」
観客 「ハハッハ~ァ」
生志 「きょう東京から飛行機で福岡に来る際、自ずと(上空から)白いワンボックスカー探していた」
観客「ドワァッハハハハ」
天神で発生した現金強奪事件で、観客の心をグッと引き寄せた後は、3人がそれぞれ個性豊かな落語を披露した。

生志さんの題目は「金明竹」。天神強奪事件から、自身が今年受賞した福岡市文化賞へとコミカルに
話題を展開するなど、巧みな噺ぶりをみせた。圓太郎さんは「化物使い」の題目で、江戸情緒を漂わ
せる本格派落語を披露。トリは落語家生活40年を超すベテランの歌春さん。題目は「井戸の茶碗」。
持ち前の明るさで古典落語を分かりやすく表現して、締めを飾った。

開演前には、協賛企業のアサヒ緑健の緑効青汁の試食会もあり、会場は大賑わい。福岡市博多区から来たという会社員男性(60)は「笑いが止まらなかった。きょうはスッキリした。うまい酒が飲めるよ」。福岡市東区の20代女性は「初めての落語。すごく敷居が高いと思ったけど、全然、違った。アットホームで楽しかった」と言葉を弾ませていた。

日本はいま、落語ブームが再来。演芸専門誌「東京かわら版」によると、首都圏での月当たりの落語 会の開催件数は、この約10年で2倍に増加。2015年秋には月間1000件の大台を突破し、過去最多件数を達成した。落語家が本来の「大衆性」を取り戻すため、SNSをフル回転させ、カフェの 出張落語会まで仕掛けるなど奮闘しているという。

福岡でも今回の福岡落語会は4月上旬にチケットが完売し、年々人気が上昇傾向にある。好評につき、西日本エルガーラビルでは「第五回エルガーラ福岡落語会」を11月24日にエルガーラホール8階大ホールで開催する。第4回までと内容を変えて、桂歌春さんがプロデュース。歌春さんのほか、春風亭昇太さん、春風亭柳好さんが出演する。

さあ、みなさんも落語の世界へ。
「笑う門には福来る」というじゃありませんか。
11・24はエルガーラホールへ、レッツゴーだ!

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