ご利用事例
2018年9月12日
はやくも第七回目を迎えるお馴染みの「エルガーラ福岡落語会」。当会のレギュラーメンバーである、桂 歌春、橘家 圓太郎、立川 生志の「三人会」に加えて、三人に縁のある方をお呼びして行う会があるんです。今回は、橘家 圓太郎師匠の兄弟弟子である五明樓玉の輔さん、春風亭ぴっかり☆さんが登場!熱烈なファンの方もいらっしゃるという噂もあり、今回はどんな落語会になるのかいろいろと楽しみです!
毎回音が聞こえるだけでワクワクしてくるお囃子が流れ、まずはお三方でトークショーのはじまりはじまり。大の飛行機嫌いで、福岡に来る際は必ず京都で新幹線を途中下車して、時間も費用もびっくりするくらいかかってしまうという春風亭 小朝師匠の話しや、学生時代にラグビーをやっていて、そのインタビュー記事が「週刊現代」にセクシーショット(?)と共に掲載されるという橘家圓太郎師匠、今や落語家の8割が大学出であるという裏話など、知らなかったことばかりで大笑い。気が付けば平日夕方にも関わらず、客席は後ろまでびっしりと埋まっています。オフィスも多い天神という立地からか、お仕事帰りのワイシャツ姿の男性陣も多いようです。和装の方や、以前こちらの落語会でお顔を拝見したことのあるお子様連れのご家族もいらっしゃったりと、落語が幅広い層の方々に楽しまれていることを実感しました。
前座の門朗さんの『道灌』の後は、くりっとした目が印象的な五明樓玉の輔さんによる落語『佐々木政談』。
裁判員制度などのお話を取り入れながら、時代劇でもよく見る江戸時代のお裁きの様子をありありと再現していきます。町奉行から長屋の子どもまで、お一人とは思えないその語り口調に引き込まれました。
そして、落語会のプリンセスとも言われる春風亭 ぴっかり☆さん。思わず「ぴっかりちゃん」と呼びたくなるような可愛らしい姿とは裏腹に、実は任侠映画が大好きで、以前オールナイトの任侠映画上映会というマニアックな映画祭にも参加したことがあるのだとか。
そんな彼女の演目は新作落語『任侠流山動物園』。主人公はブタのブタジ。動物園なので、虎のトラジ、パンダのパン太郎親分と登場人物はほとんどが動物です(笑)。啖呵を切りながら語尾に「ブヒ!ブヒ!」とつくシュールな展開に場内はもう大爆笑!
そしていよいよ、トリは橘家圓太郎さん。今世界中で注目を浴びているあの女子スポーツ選手の会見の物真似を披露してくださったのですが、それがまた似ているんです。さすが、特徴をとらえるのが上手いなぁと感心してしまいました。
演目は『甲府い』。チャキチャキの江戸っ子の人気豆腐店の主人が、地方から出てきたばかりの人のよい男を立派に育て上げるお話なのですが、豆腐売りの呼び込みがとにかく面白い。声を上げて笑う私の周りにいる方々も、みなさん体をよじったり、椅子の上で大きくのけぞったりして全身で大笑い。
ここにいる2時間の間、ただただ皆さんと落語を聞いて笑っていられることが、本当に楽しく幸せだなぁとしみじみ思いました。
終了後、ロビーではぴっかり☆さんのグッズ売り場でご本人と記念写真を撮る皆さんのお姿が。追っかけがいるほどの人気を誇る落語会のアイドルだというお話は本当でした!
そして、次回11月20日(火)の「第八回 エルガーラ福岡落語会」は、いよいよ桂歌春、橘家圓太郎、立川生志のお三方が勢揃いする大好評の三人会です。この日、ロビーで行われていた先行販売会ではしっかりチケットを押さえる常連のお客様のお姿も。チケットはチケットぴあ、ローソンチケットにて好評発売中です!お早めにどうぞ!